こんにちは、あわもるです。
湿度計を買うと湿度%ばかり気になって気になって、雨降ってないのに74%はひく(‘_’)
今日はあまりに蒸し暑く脳が働かなかったから、キンドル積み本してたマンガ「ブラックジャックによろしく」を読んでます。
というかまだ読み終わってないんだけど、途中で感動しちゃったので、気持ちが熱いうちにおススメしとこうという次第です。
「ブラックジャックによろしく」は、2002年~2006年までモーニングKCにて連載されていた医療現場を舞台にした漫画です。
医療現場で起こる様々な問題:矛盾や葛藤・苦悩を、新米ドクターの視点から「医療とは・人とは・生きるとは」を軸に問い続けながら物語が進んでいく熱いストーリー。
2003年に妻夫木聡さん主演でドラマ化してました。2003年。。(しみじみ)
ドラマの主題歌には平井堅さんの「LIFE is..」が起用されていて、めっちゃ好きな曲だったんだけど、当時は
医療系のドラマはただただ重い
っていうイメージしかなくて、スルーしてたorzおれのバカ..
では、原作「ブラックジャックによろしく」のあわもるが面白い!って思ったところをネタバレしないように紹介していきますー
面白いと思ったところ:共感①「応援したくなる」
主人公の青年、斉藤英二郎は新米ドクターで右も左も分からないトコから医者としての仕事が始まり、全然分からないのに過酷な医療現場を経験することになるんです。
お医者さんの仕事なんて、能力底辺なぼくが千年経っても分からないと思いますが、仕事に慣れてない時のあの、不安な気持ちや「がんばるぞ!」って輝いてた気持ちが共感でき、悩みながらも進んでいく姿に
英二郎、がんばれ~..!
って応援してしまいます。
面白いと思ったところ:共感②「自分の心が痛い」
もう一つ共感できるのは主人公 ではなく、舞台となる医療界での通例・慣習という名で「諦め」てしまっている人々。
ネタバレなしでお話するので詳しくは言いませんが、「今まではこうだったから」と考える事を諦めてしまっている人たちに、主人公は負けずに「なぜ?」と問うんです。
何事でも初めてのころは純真に物事に向かっていたのに、いつの間にか周りの人、世間の顔色を窺(うかが)いながら生きてしまいがちなんですよね。
なぜなら、その方が消耗しないから。
そんな自分を重ねた”諦めた人々”に問いかける主人公の「なぜ?」が、胸に刺さります。
でも痛いと同時に、
「またあの時みたいに、頑張ってみようかな..」
と前向きになれるんです。
面白いと思ったところ:好奇心
クレイジージャーニーを見た時もそうですが、自分の知らない世界って気になるんですよね。
さらにぼくは医療系のドラマって、観月ありささんの「ナースのお仕事」をチラ見して以来、医療ドラマ=ひたすら重い悲しい ってイメージになってて避けてたんです。
原作の佐々木倫子さんの「おたんこナース」とか、「動物のお医者さん」は楽しいんですけどねw
そこで今回丁度、Amazonのkindleで売られていたから(レビューも高評価だったし)、勢いで買ってみたら、まぁ先が気になる事気になる事w
医者の仕事や内部事情、精神科の話(いま読んでるところ)など、誤解を恐れずに言うと、ワクワクしながら読んでいます。
面白いと思ったところ:人情
ぼくは人情モノが好きでして。
古臭いかもしれないけど、そしてぼく自身は人がちょっと苦手だけど、でも人と人との気持ちの繋がりって、好きなんです。
ブラックジャックによろしくでは、出てくるキャラがクセのある人ばかり。
一見悪そうなヤツ、嫌なヤツに見えるんだけれど、実はそうでもない。
その人なりに世界を良くしようとしていたりする。
ぼくたちの世界も同じだと思うんです。
個性のない人なんかいないし、純粋な悪者なんていない。
行き方や育ってきた環境・文化の違いで合う・合わないはあるけれど、一生懸命伝えようとして、それが届いた時の感動ったらないですよね。
ブラックジャックによろしくではそんなシーンがよく出てきます。感動します。
面白いと思ったところ:命
医療系なので命をテーマにしており、ずっしり重いんですが、内容に加えて作者の佐藤 秀峰さんの画力が凄いんですよ。
喜怒哀楽の描写から、生命を視覚化しているようなシーンまで、常に引き込まれる。
漫画とは分かっていても、読み進めていると重苦しいトンネルを歩いているような感覚になるので、ふと漫画を置いて自分の世界に戻った時に、生きてる有難さを感じています。
気付かせてもらえたことに感謝して、自分の大切な人と話したくなります。
追記:第5章【精神科編】を読んで
2020.5.12に追記しました。
追記のルールとかよく分からんけど、書きます。
この記事を書いた後、【精神科編】を読みました。
今までの話よりさらにタブーとされる話に切り込んで、考えさせられる。
医者と医者、医者と患者、医者と世間、患者と患者、患者と親、患者の親と患者の親、患者と世間
少なくともこれらの対比で話が進行していくのだからすごい。
ここまで考えながら読み進めた漫画もそうそう無いと思う(ぼくが今まで考えて生きてこなかっただけだけれど)。
上記の対比があるように、もはや「医療とは」とかのテーマだけじゃなく考える事があった。
とりあえずそのキーワード(ブラックジャックによろしくのテーマ?)を自分の備忘として書いておく。(順不同)
- マイノリティ
- 考えること
- 走り出し続けること
- 偏見
- 「表現」すること
- 価値
- 変わること
- 正しさ
- 大人になる
- 理想と現実
- 生きていく
なんかエリック・サティ「ジムノペディ」のゆったりとした、どこかおぼろげで、でも奥深くに何かいる曲調が、作中の激動とした感情とやるせない真実と妙にマッチした気がしてずっと3曲ヘビロテしてた。
同じ気持ちの人、いるかなぁ。
まとめ
「ブラックジャックによろしく」をネタバレなしであわもるが面白いと感じたとこを紹介してみました。
- 共感して応援したくなったり、胸が痛くなったりするところ
- 医療の世界ってどんなんだろうっていう好奇心を満たせる
- 人情が詰まっている
- 命・生きる事について考えさせられる
ぼくと同じで「医療系って重くて悲しそうでちょっと..」と思っている人にも、その通りもろもろ鬼重いんですが、とっても読む価値のある、熱い心を取り戻せる漫画です。
「自分の人生、これでいいのかな」や、
「変わりたい」
って思ってる人へも、ガツンとハンマーで叩いてくれます。オススメです。
人にもよるかもですが、あまりに落ち込んでる時に読むと更に凹むおそれがあるので、なるべく心穏やかな時に見た方が良いかもしんないです。
あまり間をあけず、一気に見た方が楽しめるかなぁ
というか続きが気になってしょうがなくなります。笑
ぜひ読んでみて下さい^^
ではでは。